日々の食卓に欠かせないお豆腐。
スーパーで手軽に買えるけれど、たまには「ちょっといいお豆腐」を試してみたくなりませんか?
- わざわざ取り寄せるほどの価値があるの?
- 違いが分からなかったらもったいないかも…
そんなふうに感じて、購入に踏み切れない方も多いと思います。
今回は佐賀県の老舗「佐嘉平川屋」の『佐嘉おぼろ豆腐』と『豆乳もち』を実際にお取り寄せ。
ブログ「豆腐日和」編集部が、リアルな体験をもとに正直レビューしました。
結論から言うと、お豆腐好きの方はもちろん、甘いもの好きにも刺さる「ちょっと特別なご褒美お豆腐スイーツ」が見つかりました!
この記事を読めば
- お豆腐のお取り寄せってどうなの?
- スーパーのお豆腐とどう違うの?
がしっかりわかります。
「いつもの食卓にちょっとした満足感をプラスしたい」そんなあなたの参考になればうれしいです。
佐嘉平川屋とは?|素材と向き合う、佐賀県のお豆腐屋さん

佐賀県武雄市に本店を構える「佐嘉平川屋(さがひらかわや)」は、温泉地として知られるこの土地で、佐賀県のお豆腐文化を支えています。
創業以来こだわり続けているのは、「素材」と「手間ひま」。
大豆本来の甘みと香りを引き出すために、佐賀県産フクユタカを中心とした厳選大豆を使用。
職人の手で丁寧につくられたお豆腐は、地元の旅館や飲食店にも卸されており、県内屈指の存在感。
オンライン販売にも力を入れており、全国の食卓へ伝統の味を届けています。

佐嘉平川屋のお豆腐は、どれも口に含んだ瞬間から「特別なもの」と感じさせてくれる味。
お豆腐好きはもちろん、普段あまりお豆腐を食べない方にも、ぜひ一度試してほしい逸品です。
看板商品は佐嘉おぼろ豆腐と豆乳もち

佐嘉平川屋の看板商品といえば、なめらかでコク深い「佐嘉おぼろ豆腐」と、スイーツとしても人気の「豆乳もち」。
佐嘉おぼろ豆腐は、国産大豆100%・天然にがり使用で、とろけるような食感と大豆本来の甘みを活かした自慢の品。
1パック500gという大容量も魅力で、食卓にそのまま出すだけで特別感があります。


豆乳もちは、豆乳にでん粉を練り込んで仕上げた和風スイーツ。
定番の「黒蜜・きな粉」と人気の「抹茶蜜・抹茶きな粉」、豆乳もちと相性抜群の「みたらしたれ」と「つぶあん」の4つの味が用意されています。




豆乳のやさしい風味と、もっちりとした食感、上品な甘さが楽しめる和スイーツで、贈り物や自分へのご褒美にもぴったりです。


楽天市場で買える佐嘉おぼろ豆腐と豆乳もちセットの概要

今回レビューするのは、楽天市場で買える詰め合わせセット。
看板商品の佐嘉おぼろ豆腐と豆乳もちが自宅で楽しめる人気商品で、内容は以下のとおりです。
佐嘉おぼろ豆腐 500g×2

- なめらかで口どけのよいおぼろ豆腐
- 佐賀県産フクユタカ使用
- 500gのたっぷりサイズで食べごたえあり
- 冷やしてそのまま、だし醤油と薬味を添えて



主な原材料名
大豆(佐賀県産)、凝固剤(塩化マグネシウム)
栄養成分表示(100g当たり)
- エネルギー:65kcal
- たんぱく質:5.7g
- 脂質:3.6g
- 炭水化物:2.4g
- 食塩相当量:0.06g
豆乳もち(黒蜜きな粉・つぶあん)各100g×2


- やさしい豆乳風味の和スイーツ
- 黒蜜きな粉:コク深い黒蜜と香ばしいきなこ
- つぶあん:なめらかな豆乳もちに甘さ控えめの餡がマッチ
- どちらも冷やしてそのまま食べられます




主な原材料名
豆乳もち
大豆(佐賀県産)、でん粉、砂糖、食塩
黒蜜
水あめ、黒蜜糖、砂糖
きな粉
大豆、砂糖、食塩
つぶあん
砂糖、小豆(北海道産)、水あめ




栄養成分表示(1食当たり)
豆乳もち(黒蜜きな粉)
- エネルギー:105kcal
- たんぱく質:2.6g
- 脂質:1.4g
- 炭水化物:20.6g
- 食塩相当量:0.31g
豆乳もち(つぶあん)
- エネルギー:144kcal
- たんぱく質:3.3g
- 脂質:1.3g
- 炭水化物:30.1g
- 食塩相当量:0.309g
だし醤油 150ml

・佐嘉おぼろ豆腐にぴったりの専用だし醤油
・九州風のやさしい甘さが特徴
・冷や奴はもちろん、煮物や卵かけご飯にも使えます
主な原材料名
醤油、砂糖、水あめ、食塩、かつおだし
栄養成分表示(100g当たり)
- エネルギー:88kcal
- たんぱく質:4.9g
- 脂質:0.0g
- 炭水化物:17.0g
- 食塩相当量:10.3g


このセットひとつで、お豆腐もスイーツも楽しめる充実の内容。
冷蔵便で届くため、届いたその日から新鮮なまま味わえるのも嬉しいポイントです。
届いた商品を写真たっぷりで徹底レビュー!
ここからは、実際に届いた商品の見た目や味、特徴を詳しくご紹介します。
購入を検討している方が具体的なイメージを持てるよう、写真や動画を交えてレビューしました。
リアルな感想をお届けしますので、ぜひ参考にしてみてください。
冷蔵便で丁寧に届きました

受け取った瞬間、ずっしりとした重みに驚きました。
発泡スチロールの箱には「佐賀平川屋」のラッピングが貼られており、シンプルながらも上品なギフト感が漂います。


箱のサイズは横36cm×縦27cm×厚み13cm、重さは約2.3kg。
内容物はしっかりと型枠で固定されており、破損や型くずれの心配はなさそうです。
贈り物としても十分に喜ばれる丁寧な梱包だと感じました。


さらに嬉しかったのが、「ありがとうカード」が添えられていたこと。
温かみのある心遣いに、思わずほっこりします。
食べ方・楽しみ方がわかるパンフレットも同封されていて、期待感が高まります。


保冷剤は同封されていませんが、箱の中や商品は冷たさが保たれています。
続いて気になる賞味期限についてご紹介します。
届いてから何日持つ?賞味期限をチェック

賞味期限は商品ごとにばらつきがあるため、届いたらまず確認しておくと安心です。
なかでも「佐嘉おぼろ豆腐」は賞味期限が短め。
せっかくのお取り寄せ品ですから、新鮮なうちに楽しみたいですね。
そこで筆者が注文・受取りしたスケジュールをもとに、商品到着時にどれくらい賞味期限が残っていたかをご紹介します。
ご購入の際の目安になれば幸いです。
注文から受取りまでの流れ
4月30日に楽天市場で注文。
5月8日〜11日到着予定。
5月7日に出荷通知メール受信。
5月9日にお届けでしたが不在のため再配達依頼。
(ドライバーさんごめんなさい)
5月11日の午前中受取り。
注文から12日目で届きました。
到着時の残日数をチェック
商品名 | 賞味期限 | 到着時の残日数 |
佐嘉おぼろ豆腐 | 2025年5月15日 | 残り4日間 |
豆乳もち | 2025年5月18日 | 残り7日間 |
だし醤油 | 2026年1月22日 | 残り256日間 |
商品名 | 賞味期限 | 到着時の残日数 |
佐嘉おぼろ豆腐 | 2025年5月15日 | 残り4日間 |
豆乳もち | 2025年5月18日 | 残り7日間 |
だし醤油 | 2026年1月22日 | 残り256日間 |
注文から賞味期限までのスケジュールは一例です。
4月30日に注文したセット商品のうち、最も賞味期限が短かったのは「佐嘉おぼろ豆腐」の5月15日。
再配達となったため、到着時点での残り日数は4日間でした。




不在による受取りの遅れや、冷蔵庫のストック状況によっては、食べるタイミングが限られてしまうかも。
ギフトとしてご家族やご友人に直接送る場合は、受取りがスムーズにできるよう事前に連絡しておきましょう。
保存状態に気を配って、美味しく召し上がってくださいね。
続いて実食レビューへと進みましょう!
佐嘉おぼろ豆腐は、素朴でやさしい味わい

見た目と香り
たっぷりの水分に包まれた500g入りの容器は、フィルムを開けた瞬間、どこにスプーンを入れるか迷うほどなめらか。
純白ではなく、ほんのりとしたナチュラルな色味が印象的です。
表面には大きな気泡もなく、寄せ豆腐らしい「重層感」のあるテクスチャー。

木綿のような粗さはなく、絹ほど滑らかすぎない、ちょうど中間のような存在感。
ふんわりと漂うのは、大豆そのものの香り。
お豆腐独特のクセや匂いは感じられず、大豆のやさしい香りが心地よく広がります。
食感と味
口に入れると、すっと舌の上で崩れる「ホロホロ」とした食感。
きめ細かく舌触りがとてもなめらかです。


弾力よりも柔らかさ重視で、スプーンでよそって食べるのがぴったり。
塩気はなく、大豆の自然な甘みがじわっと広がります。
後味にも大豆の旨みが残り、雑味やえぐみは一切ありません。
お豆腐にうっすら黄色い水分が溜まっていること、ありませんか?
これは「離水(りすい)」と呼ばれる自然現象で、豆腐から水分がにじみ出たもの。
大豆やにがりの成分が含まれているため、やや黄色っぽく見えるのが特徴です。
賞味期限内であれば問題なく食べられますが、時間が経つほど水分が抜けて食感が少しずつしっかりしてくるそう。
逆に、この状態を好んで食べる方もいて、「ざる豆腐」という形式で販売されることもあります。
開封後はお早めに食べるのがおすすめです!
特徴まとめ


素材の味をじっくり味わうタイプのお豆腐です。
感動レベルとは言えないものの、佐嘉おぼろ豆腐には、職人の「丁寧さ」や「素朴さ」がしっかり宿っていました。
豆乳もち——冷たい和風スイーツ、なのに大豆感しっかり




見た目と香り
小ぶりな容器に入った豆乳もちは、つるんとした表面が特徴的。
気泡もなく、ツヤと透明感のある見た目は、まさに「冷たいおもち」と呼ぶにふさわしい仕上がりです。

容器からお皿に移す際は、スプーンを使うのがおすすめです。
付属のパンフレットには「豆乳もちの取り出し方」が丁寧に記載されていて、それに従えば驚くほど簡単に取り出せます。
(ちなみに筆者は、取り出し方を読まずにスプーンと箸を駆使してなんとか頑張ったので、動画はあまり参考にならないかもしれません……笑)
取り出す様子はこちら
香りは控えめで、ほんのりと大豆の自然な香りが漂いました。
市販の甘味スイーツにありがちな香料の強さはなく、まろやかな豆乳らしさが感じられます。
食感と味
スプーンを入れると、ぷるんと揺れる弾力。
ひと口食べると、もちもちとした食感が心地よく、のどごしは驚くほどなめらかです。


おもち系スイーツにありがちな「粘り」や「重さ」はなく、冷たくてさっぱり。
口の中にまとわりつくような感じは一切ありません。


豆乳の自然な甘み。そして、しっかりとした大豆のコク。
豆乳もちそのものの甘さは控えめで、黒蜜きな粉やつぶあんのトッピングがちょうどいいバランスを保っています。

黒蜜きなこは、香ばしさとコクが豆乳もちに絡んで「とろける和菓子」に。
つぶあんは、まさに「冷たいおもちにあんこ」という王道の組み合わせで、甘さと大豆の旨みが調和します。

どちらも単なるデザートではなく、「大豆を楽しむ甘味」として成立していました。
佐嘉おぼろ豆腐が「ごはんのおとも」なら、豆乳もちは「冷蔵庫にこっそりストックしておきたい、ごほうびスイーツ」。
しかも、ただ甘いだけじゃないんです。
1食あたりのカロリーも
- 黒蜜きな粉:105kcal
- つぶあん:144kcal
これでこの満足感?と疑いたくなるほどの低カロリー。
もうこれは「罪悪感って何でしたっけ?」案件です。
特徴まとめ


佐嘉おぼろ豆腐を差し置いて「いや、こっちが主役だったのかも…」と思ったほど。
自分へのごほうびにも、ちょっとした手土産にもぴったり。
写真や動画だけでは伝えきれないこの感動、ぜひ味わってみてください。
スーパーのおぼろ豆腐と比べてどうだった?
- スーパーで購入したおぼろ豆腐(300g・税抜118円)


見た目の違い
見た目にはそれほど大きな違いはなく、どちらもたっぷりの水分に包まれています。
スーパーのおぼろ豆腐は表面がつるんとしていて、やや絹豆腐っぽさがある印象。
白さも強く「きれいなお豆腐」の見た目です。


佐嘉おぼろ豆腐は密度の高さがスプーンから伝わります。
崩れにくく、「寄せてあります感」があります(この表現、伝わるでしょうか…笑)。
器に移したときの黄みがかった水分の色は、大豆の濃さを感じさせる佇まいでした。
比較動画はこちら
味の違い
香りに大きな差はありませんが、佐嘉おぼろ豆腐のほうが少し香り高いです。
味の面でも佐嘉おぼろ豆腐は弾力があり、大豆感もしっかり。
ただしスーパーのおぼろ豆腐も滑らかで悪くない。


言ってしまえば「大きな差はない」と感じました。
劇的に違う!とは言えないのですが、「せっかくのお取り寄せ豆腐なのだから、丁寧に盛りつけてみようかな」なんて思えるだけでも、ちょっと豊かですよね。
佐嘉おぼろ豆腐は、素朴でやさしい味わい。
スーパーのおぼろ豆腐との違いは劇的ではないものの、いつもより気持ちを込めて食べたくなる、そんなお豆腐でした。
一方で豆乳もちにはびっくり。
冷たいのに濃厚、甘さ控えめなのに大満足、デザートとして主役級の存在感です。
とはいえ、お取り寄せってちょっとハードル高そう…と思われるかもしれません。
そこで次からは、よくある質問にお答えします。
注文前に知っておきたいQ&A
まとめ:お取り寄せ豆腐は、日常にちょっとした発見をくれる。
佐嘉おぼろ豆腐は、素材のやさしさを感じる素朴な味わい。
感動的とは言えませんが、ちょっと丁寧にすくって、ゆっくり味わいたくなるような一品でした。
そして思わず「おっ」と声が出たのが豆乳もち。
すっきりした甘さと軽やかな口あたりで、食後にもぴったりの新感覚スイーツでした。
どちらも、大豆のよさをじっくり楽しめる味わい。
日常の中で、ふと手を止めて味わいたくなるような、小さな発見のあるお取り寄せです。